ビネー式知能検査の考案者A.Binet
ビネー式知能検査の考案者、アルフレッド・ビネー(A.Binet)はフランスの心理学者です。知能検査の創始者として知られています。
父親は医者であり、ビネー自身も医者になることを期待されていましたが、ビネーに解剖用の死体を触らせた事があり、それがトラウマとなって医者への道を断念したとも言われています。
ビネーは精神医学を学んでいましたが、動物心理学、異常心理学、思考心理学と次第に研究分野を広げていきました。
1905年にフランス政府の委嘱を受け、精神発達遅滞児識別のためにシモンと共同で知能検査の尺度を開発しました。
ビネー・シモン知能尺度は1908年に改訂され、精神年齢の概念が導入されました。
「フェティシズム」の概念を心理学的な立場から使い始めた(当時は靴や下着に魅力を感じることを指していました)のもビネーであると言われています。
知能検査を開発するにあってよく協力した弟子テオドール・シモンとは1899年に出会い、1905年に共に知能検査に関する手法「ビネー・シモン知能尺度」を発表しました。